初めてのオフィス移転は不安も多い
新しいオフィスに移ることは、ワクワクすることですし、業績拡大のための増床での移転などはとても嬉しいですよね。
ただ、初めてオフィス移転をする場合、やはり不安も多いのが常です。
当社でよく聞かれる質問をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
質問1.移転準備はいつから始めればいい?
初めてだと準備の仕方はもちろん、まずいつから準備しておく必要があるのかもわかりませんよね。
まず、6ヶ月前には現在入居中のオフィスに解約通知を行なう必要があります。
そのため、12ヶ月前には準備を開始して、順次必要な対応を行なっていくのがおすすめです。対応する内容が多岐に渡るため、プロジェクトチームを立ち上げて、担当者を設定しておく方がいいかもしれませんね。
それぞれの時期に行なうべき項目
12〜9ヶ月前
・物件選定
・内見
・物件決定
8〜7ヶ月前
・条件交渉
・入居審査
・契約書調整
・契約書締結
6ヶ月前
・解約通知
・入居工事の業者選定
6〜4ヶ月前
・オフィスデザインの検討・調整
・原状回復の条件および費用を確認
3〜2ヶ月前
・新オフィス内装工事スタート
・取引先への連絡
・社内への説明、準備
・書類・ホームページなどの住所変更準備
・引越
移転後
・公的機関への届出
質問2.予算はどのくらい?
オフィスの規模や人数、物件へのこだわり等によって、かなり差があるので一概には言えません。
ただ、どんな内容の費用がかかるのかを知っておくことで、見積もりを取り、おおよその目安がつけられるでしょう。
新オフィスの物件費用
・前家賃
・敷金・礼金
・仲介手数料
・火災保険料
新オフィスの準備費用
・内装工事
・ネットワーク工事
・什器などの購入
引越し費用
・引越し
・不用品の処理(産業廃棄物)
原状回復費用
・古いオフィスの原状回復工事
ちなみに、不動産業界では「これが通例だから」という理由で、本来かかる費用よりも高く請求されてしまう例が発生することがあります。
個人の知識だけではなかなか交渉しきれない部分もあるので、予算の適正化のため、専門家に相談することも1つの手段でしょう。
特に、オフィスの原状回復については、当初の見積もりから30%〜40%削減できている事例もあるため、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
しっかりと知識を持って早めに取り組めばスムーズに
初めてのオフィス移転では、不明点も多いですが、しっかりと知識をもって早めに取り組むことで、スムーズに進めることができます。
早めに動いていれば漏れがあってもリカバリーできますし、費用についても正しい知識があれば、適正価格で進めることが可能です。
まずはしっかり知って、オフィスの移転がうまくいくように進めていきましょう。