アスタミューゼ株式会社 様

テクノロジーとデータの力で、社会課題や未来創造を支援するアスタミューゼ株式会社様。2021年のオフィス移転に伴い発生した原状回復工事について、当初見積から約22%、金額にして600万円の費用適正化をご支援しました。

大きなポイントは、本来の原状回復義務が「天井の塗り替え」であったにもかかわらず、当初見積では「天井の張り替え」として計上されていたことです。契約内容と見積内容を照合し、必要な工事範囲を整理することで、不要な負担を抑えることができました。

削減額

600万円

削減率

約22.22%

見積金額

2,700万円から2,100万円へ

目次

担当者インタビュー

――今回、600万円もの削減につながった一番のポイントはどこでしたか?

矢吹:大きなポイントは「天井」です。本来、テナント様が負っていた原状回復義務は天井の塗り替えでした。しかし、当初の見積書では天井の張り替えとして金額が計上されていました。

張り替えになると、解体、新規天井材、廃棄物処理、運搬などの費用が加わります。塗り替えで足りる範囲なのか、張り替えまで必要なのかで、工事金額は大きく変わります。

――なぜ、その違いに気づけたのでしょうか?

矢吹:見積書だけを見るのではなく、賃貸借契約書に記載された原状回復義務と照らし合わせて確認したからです。工事単価の高い・安いだけではなく、そもそもその工事をテナント様が負担する必要があるのかを見ることが重要です。

――指定業者制の場合、テナント側で交渉するのは難しいのでしょうか?

矢吹:指定業者制では相見積もりを取りにくく、競争原理が働きづらい状況になります。さらに、見積書には専門用語が多く、契約内容との整合性まで確認するには建築・不動産の知識が必要です。だからこそ、第三者の立場で工事項目と金額を整理することに意味があります。

――今回の支援で大切にしたことは何ですか?

矢吹:必要のない工事をただ削るのではなく、契約上の義務範囲を正しく整理し、ビル側や指定業者にも根拠をもって確認することです。トラブルなく円満に進めながら、テナント様が負担すべき金額を適正にすることを重視しました。

課題

指定業者制の原状回復工事では、テナント様側で相見積もりを取りにくく、競争原理が働きづらい状況になりがちです。そのため、見積書の内容が契約上の原状回復義務と一致しているか、工事項目や単価が適正かを専門的に確認する必要がありました。

今回の見積では、本来は「天井の塗り替え」で足りる範囲に対して、「天井の張り替え」として費用が計上されていました。張り替えには解体、新規天井材、廃棄物処理、運搬などの費用が加わるため、塗り替えに比べて大きく金額が上がります。

支援内容

賃貸借契約書に記載された原状回復義務と、ビル側から提示された見積内容を照合し、工事範囲の妥当性を確認しました。そのうえで、天井の張り替えが必要である根拠の提示を依頼し、契約上必要な工事内容へ是正できるよう調整しました。

また、現場管理費や一般管理費など、見積書上では判断しづらい項目についても、過去の実績データと市場価格をもとに確認。工事内容と金額の両面から、テナント様が負担すべき範囲を整理しました。

結果

当初2,700万円だったビル側見積に対し、最終的な合意金額は2,100万円となり、600万円の削減につながりました。削減率は約22.22%です。

工事内容を正しく整理し、必要な範囲に是正したことで、不要な工事費の負担を避けながら、移転スケジュールに支障なく原状回復工事を進めることができました。

この実績のポイント

  • 契約上の義務範囲と見積内容のズレを確認し、不要な天井張り替えを見直した
  • 指定業者制で競争原理が働きにくい中、第三者の視点で工事項目と単価を整理した
  • 短い期間でも、建築・不動産の専門知識をもとにスピーディに合意形成を進めた

案件概要

会社名アスタミューゼ株式会社
移転年月2021年10月
旧所在地東京都千代田区
契約面積890.09㎡(269.25坪)
ビル側見積金額2,700万円
合意金額2,100万円
削減額600万円
削減率22.22%
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